睡眠薬の種類

バルビツール系睡眠薬とは

バビルツール

睡眠薬といえば知らない人からしたら全部同じに見えるものですが、実は色々な種類が存在します。

 

そこで、ここからは睡眠薬の種類やその効能・特徴などを一つづつ説明していきたいと思います。

 

今まで睡眠薬について詳しい知識を持たず、処方されたものを適当に飲んでいたという人はこれを機会に是非睡眠薬について勉強してみてはいかがでしょうか!?

 

 

 

まず最初にご紹介するのはバルビツール系睡眠薬です。

 

バルビツール系睡眠薬とは、戦後1950年代以降から使われ始めた睡眠薬でその歴史は非常に古くからあります。

 

しかし、今の日本でバルビツール系睡眠薬を知っている人はあまりいません。
“バルビツール系”という言葉を聞いても「なんだそりゃ?」と思われた方がほとんどではないでしょうか。

 

しかし、それもそのはず。

 

なぜならバルビツール系の睡眠薬は非常に強力なため、滅多に処方されないからです。
その強さは他の睡眠薬とは一線を画し、呼吸抑制の副作用すらあるほど。

 

現在では、バルビツール系睡眠薬はどうしても眠れないという難治性の不眠の方にのみ使用されることもありますが、出来るだけ処方はしないお薬です。

 

商品名を挙げると、ベゲタミンA、ベゲタミンB、ラボナ、イソミタール、バルビタールなどがバルビツール系睡眠薬にあります。

 

管理人の一言
バルビツール系睡眠薬に頼っている人は滅多にいないはずですが、そういう睡眠薬があるということも知識として知っておくと良いかもしれませんね。


ベンゾジアゼピン系睡眠薬とは

benzozeazipin

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は体に対してほどほどの効果を発揮し、それでいて安全性も高いバランスの取れた薬です。

 

勿論、睡眠薬なので副作用が全く無いというわけではありませんが、バルビツール系睡眠薬などと比較すればその副作用は微々たるものです。

 

例えば、ベンゾジアゼピン系の副作用であるは筋弛緩作用は常用していると転倒や階段での躓きの原因になります。

 

しかし、副作用といってもあくまでその程度。
バルビツールの呼吸抑制の副作用と比べれば命に関わるということが無いのは安心です。

 

ただし、高齢者の方だと転倒した際に骨折→入院→認知症という恐ろしい流れもよくあるため、注意が必要です。

 

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の具体的な名前としては、

 

ハルシオン、レンドルミン、リスミー、エバミール、ロラメット、
デパス、エリミン サイレース、ロヒプノール、ユーロジン、ネルボン、
ベンザリン、ドラール、ソメリン、ベノジール、ダルメート

などが挙げられます。

 

デパスハルシオンなど皆さんご存知のように非常に有名なので、ベンゾジアゼピン系という言葉は知らなくとも、ベンゾジアゼピン系睡眠薬のお世話になっている人は多いかもしれませんね。


非ベンゾシアゼピン系睡眠薬とは

hi-benzo

非ベンゾジアゼピン系とは、その名の通りベンゾジアゼピン系睡眠薬を改良したもの、と考えて頂ければ分かりやすいと思います。

 

※ベンゾジアゼピン系睡眠薬についてはこちらをご参照ください

 

具体的にはアモバン、ルネスタ、マイスリーなどがこの非ベンゾシアゼピン系にあたります。安全性が高くという理由で処方される頻度が最も高いお薬です。


メラトニン受容体作動薬とは

melatonin

メラトニン受容体作動薬は他の睡眠薬と比べると新しいものなので知らない人も多いかと思いますが、知っておいて損はないものなので是非知識として持っておいて頂ければと思います。

 

メラトニン受容体作動薬をを知るにあたって、まず最初に人間が眠りにつくメカニズムから説明しなければなりません。

 

そもそも、人間の体が眠りにつく仕組みは以下のようになっています

 

@視床下部という部分からメラトニンという物質が出る
Aメラトニンがメラトニン受容体という部分に作用する
B眠気を感じる
C眠る

 

そこで、「だったらAの過程のメラトニン受容体を人工的に作用させれば眠たくなるのでは?」という発想から生まれたのが、このメラトニン受容体作動薬です。

 

メラトニン受容体作動薬の最大の特徴は他の睡眠薬が強制的に人体を眠らせるのに対して、自然に近い手順で体を眠りにつかせてくれる点にあります。

 

そのため、大きな副作用の恐れがなく安全性が高いのがウリとなっています。ただし、その分効果も強いというわけではないので、そこは注意が必要です。


オレキシン受容体拮抗薬とは

oxiren

 

最後にオレキシン受容体拮抗薬について説明したいと思います。

 

 

そもそも、“オレキシン”とは、人間の体を覚醒させているホルモンです。

 

 

そのため、このオレキシンが体内で不足すると体の覚醒状態が維持できなくなり眠たくなってしまいます。

 

現にナルコレプシー(眠り病)という症状にかかっている人々は、このオレキシンが欠乏していることによって眠ってしまうことが分かっています。(不謹慎かもしれませんが、眠れなくて悩んでいる私達からしたら贅沢な病気ですね)

 

 

もうお分かりかもしれませんが、オレキシン受容体拮抗薬とはそのオレキシンの働きを妨害することで体を眠たくする睡眠薬です。

 

上で紹介したメラトニン受容体作動薬が眠り自体を促進するのに対して、こちらは起きている状態を妨害するといった感じでしょうか。

 

 

このオレキシン受容体拮抗薬は2014年の11に発売されたばかりで、詳細な効果や情報はまだまだこれからですが、専門家の間での評判としては効果はベンゾジアゼピン系と同等くらいのものではないかと言われています。

 

その期待には是非ともしたいですね。

 

one-point
人間の体はまだまだ分かっていないことだらけなので、今後もしかしたらこれら五つとは全く別の新成分が眠りに有効だと分かってくるかもしれません。

 

不眠の問題は本当に嫌ですが、科学は日進月歩で凄まじい勢いでシンポしています。

 

もしかしたら、将来的には不眠問題も一発で解消できる凄い成分が登場するかもしれませんね。


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