睡眠薬は効き目のピークが来る時間帯が違う

睡眠薬は効き目のピークが来る時間帯それぞれ違う

前回のエントリーからの続きになります。

 

前回のエントリーではベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系睡眠薬には効き目(強さ)には大した違いが無いということを説明しました。

 

 

 

では、これらは殆ど同じなのか?といえば実はちゃんとした違いがあります。

 

その違いとは、ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系では、各個別の睡眠薬によって効き目のピークが来る時間帯が異なる、という点です。

 

ここでいう時間帯、とは主に以下の四つに分類されます。

 

〇 超短時間型:飲んで1時間未満が最も効いて2〜4時間で効果がなくなる
(具体例:ハルシオン、マイスリー、アモバン、ルネスタ)

 

〇短時間型 :飲んで1〜3時間が最も効き、6〜10時間で効果がなくなる
(具体例:レンドルミン、ロラメット、エバミール、リスミー)

 

〇中時間型 :飲んで1〜3時間が最も効き、24時間前後で効果がなくなる
(具体例:サイレース、ロヒプノール、ベンザリン、ネルボン、ユーロジン、エリミン)

 

〇長時間型 :飲んで3〜5時間が最も効き、24時間以上効果が持続する
(具体例:ドラール、ベノジール、ダルメート、ソメリン)

 

効き目について

 

上の図を見て頂ければ分かるように、どの睡眠薬も最も効いている時の「強さ」は同じです。
しかし、「効き目のピークが来る時間帯」は明らかに違います。

 

 

そのため、中々寝付けない入眠障害の人が長時間型のドラール、ベノジールを飲んでも効果がイマイチなのは明らかですし、逆に、寝付きは良いが夜中に何度も目が醒めてしまう中途覚醒の人が超短時間型のハルシオンやマイスリーを飲んでも期待するような効果が得られないのは間違いないでしょう。

 

不眠と一言でいってもその種類は千差万別。

睡眠薬の効果を強めたい、弱めたいという時は

日本では今5人に1人が何かしらの睡眠障害を抱えているというほどの睡眠障害大国です。

 

そのため、

 

「薬にはなるべく頼りたくないので弱いのが欲しい」という人や、「全然眠れないので一番強い奴がほしい」といったように、睡眠薬に対しても色々なニーズが存在します。

 

しかし、上でも説明したように、今現在日本で主流となっているベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は強さはどれも同程度です。

 

そのため、睡眠薬の強弱を変化させたい時は単純に飲む量を増減させることでそれをコントロールすることになります。

 

※例えば、5mgで効果が足りないと思うのであれば、7.5gmに増やして、逆に今の量でも効きすぎだと思うのであれば2.5mgに減らす、など。

 

時々、“短時間型=短いから効果が弱い” or “長時間型=長いから効果も強い!”と勘違いしている方がいますが、過去のエントリーで説明しているように、これらは効果のピークが来る時間帯が違うだけで、睡眠薬としての強さは同程度です。

 

安易に一番強い奴が欲しいから長時間型にしたり、効果を弱くしたいから短時間型にする、といったことは決してしないようにしましょう!

 

one-point
お薬選びはお医者さんに全て任せきりにするのではなく、“自分がどういう症状で悩んでいて”、“その悩みを解決するのに最適な睡眠薬はどれなのか”ということ意識することが大切です。

 

今まで睡眠薬なんてどれも同じだと考えていた人はこれを機に一度考えてみてはいかがでしょうか。

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