昼間の眠気は大事なサイン

昼間の眠気は大事なサイン

日中の眠り

 

睡眠障害を疑う際に私たちは夜中の不眠ばかりを考えがちですが、もう一つ重要なサインとして昼間の眠気があります。

 

夜ぐっすり眠れたにも関わらず、昼間やけに眠い・・・ 

 

こういう場合は睡眠障害を疑う必要があります。睡眠障害には主に以下の二つの原因が考えられます。

 

外的要因

 

まず最初に考えられる原因は何らかの外的要因によってノンレム睡眠(深い眠り)が妨げられているケースです。

 

ストレスや鬱、カフェインの過剰摂取などをしているとノンレム睡眠は妨げされやすいので、心当たりがある人は注意ですね。

 

そしてノンレム睡眠が上手くいかないと夢ばかり見る状態になるので、翌朝起きた時に「昨日はやけに沢山夢を見たな」ということになります。

 

睡眠時無呼吸症候群

 

夜中しっかり寝たはずなのに昼間眠いパターンは時に本人が睡眠障害に気付いていないケースがあります。

 

その代表は睡眠時無呼吸症候群(以下、SAS)に代表される呼吸関連睡眠障害です。

 

よく眠ったはずなのに日中の眠気や疲れが酷いという場合はこれの可能性を考えなければなりません。

 

SASは深い眠りに落ちると息が止まって眠りが中段されてしまうことを繰り返すので、睡眠をとっているにも関わらず睡眠が不足するという事態に陥ります。

 

それだけでなく、日中の強烈な眠気や注意力低下の原因にもなり、心肺系にも大きな負担をかけて高血圧や心疾患、脳卒中、心筋梗塞のリスクを上げてしばし突然死の原因ともなります。

 

子どもにも?

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群は肥満気味の中高年に多く見られますが、実は小さな子どもにも見られます。

 

子どものSASの影響は大人の病気系のものとは異なり、低体重・発育不良といった形で現れます。

 

というのも、成長ホルモンが出るのは深い睡眠に入っているときで、SASはまさにその深い睡眠を妨害するからです。

 

 

もし、毎日きちんと寝ているのに日中いつも眠たそうにしている低身長の子が近くにいたら、ちょっと気をかけてあげたいですね。

 

 

眠りへの囚われが悪循環を作る

 

このように、睡眠は私たちが想像している以上に人間の生活に深く関わっています。

 

仕事や対人関係をも左右し、時には命にかかわる危険な落とし穴になることもあるほどです。

 

しかし、睡眠というものに対して過敏になりすぎず、客観的な態度を取ることはとても大事です。

 

いわゆる不眠症の多くは睡眠に対する強すぎる囚われが症状を悪化させているという研究結果もあります。

 

そうした心理的な要因が絡んだ不眠症を改善するには自分の中にある睡眠に対する固定観念をもっと柔軟なものに変えていく必要があります。

 


ショートスリーパーの有名人について

毎日5時間以下しか眠らなくても日中の活動に何ら支障がない人を世間ではショートスリーパーと呼びます。

 

彼らは医学的にも認められた存在で、活動的で高揚気質の人に多いことが認められています。

 

ショートスリーパーの人々は自分の睡眠についてあまり考えたことがなく、短くても質の高い睡眠を取っているので自分の睡眠に満足していて、不眠を感じることもほとんどありません。

 

代表的な人物について

 

ショートスリーパーで特に有名なのはナポレオンです。

 

naporeon

 

彼は毎日3時間程度しか眠らなかったことで有名です。
彼の登場以降、政治やビジネスのリーダーに求められる資質の一つがこのショートスリーパーであると言っても言い過ぎではないほどにショートスリーパーという概念は有名になりました。

 

 

しかし、ナポレオンもそうであったように、多くのショートスリーパーを自称するリーダーは実は昼寝をたっぷり取っていたり、不眠症なのを紛らわすためにショートスリーパーを自称していたケースは散在されました。

 

例えば第二次世界大戦でヒトラー率いるナチスに勝ったドイツのリーダー、ウィンストン・チャーチルは夜は2,3時間しか眠っていないという伝説がありましたが、実際は昼間に沢山昼寝を取っていました。

 

また、同じイギリスの首相で鉄の女とも言われたマーガレット・サッチャーも一日4時間程度しか睡眠を取らないことで有名でした。が、実際彼女は不眠症で、「4時間しか眠らなかった」というより「4時間しか眠れなかった」ことが明らかになっています。

 

政治の世界だけでなく、実業家・科学者にもショートスリーパーは多くいます。

 

 

これは裏を返せば、本人の能力だけでなく、短時間睡眠に耐えられる体力と疲れ知らずな脳が無ければ成功するのは難しい、ということも言えます。

 

 

こう書くと、ショートスリーパーでない普通の人間は何かで成功するのが無理なのか?と不安を覚えますが、必ずしもそうとは言えません。

 

イギリスのサミュエルジョンソンや、アルバートアインシュタインなどはかなりのロングスリーパーでした。

 

 

one-point
確かに睡眠時間を削ってそれだけ仕事や学業に打ち込めば成果を沢山出せるような気はします。しかし、成果量ばかりに目がくらんで、実際に出す成果の質が下がってしまっては元も子もありません。

 

そういう意味で、自分の体に合った睡眠方法を取って最大のパフォーマンスを発揮することが成功の一番の秘訣だったわけですね。

 

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